マグナ250 ブレーキキャリパーオーバーホール? 組み立て編
1994年式のVツインマグナのブレーキキャリパーの分解整備の続きの組み立てです。
サビていた軸の部分の穴の方にしっかりと防錆と潤滑をかねてベルハンマーゴールドスプレーをしておきました。取り付けた時に錆が少し取れてくれればいいかなと思ったり、極圧剤が効いて来れば動きやすくなるのかなの考えています。
ブレーキピストンを取り付ける前にピストンシールを取り付けました。純正部品番号は06451-GE2-405です。こちらが2セット購入する必要がありました。取り付ける際にはブレーキフルードを塗ってから取り付けることで密着してオイル漏れを防いでくれます。
無事にピストンシールがミスがなく取り付けられていることを確認できましたら、ピストンをとりつけました。純正番号 45107-MN5-006ですね。こちらも2個購入しました。 新品なので金メッキもキラキラと輝いていました。傷付けないように丁寧に取り付けて手で押し込もうとしましたがうまくいかず、工具をつかって挟んでグリグリしたらスッポリと奥まで入っていきました。
10年ほど使ったブレーキパッドも一緒に交換することにしました。取り寄せたのはガレージT&Fのパッドで、お手頃価格なので思い切って買ってみました。すると、10年使ったパッドと新品パッドを比較してみると同じものを買ったらしく、残りの厚さを目視で見ると全く減っていないのでした。1万キロも走ってないと思います。フロントブレーキが効きすぎてタイヤロックして滑ると怖いですし、タイヤの状態が悪いと滑りやすいですし、公道を安全運転していればこちらでも全然問題ありません。
パッドを取り付けるときにピンハンガーとピンプラグも新品に交換しました。サビが出てきていたのでやすり掛けしてサビ落としていました、傷がついて滑りが悪くなってきたのです。新品交換してから潤滑スプレーして取り付けています。
ピンハンガーの上に蓋をするピンプラグというネジも年数が経てば、錆が出てきて取り外しができなくなってきます。ネジを締めるとき少しグリスを塗ってから取り付けました。
組み上がったあとに車体に取り付けてエア抜きをしました。シリンジでしっかりと空気ごと吸い込んでいきフルードがでてきたら、マスターシリンダーに戻しての繰り返しをしました。ワンウェイバルブが入っているので余り気にせずやりましたが、レバーがちょっと軽い感じで終わりました。あとは春を待つまでの6ヶ月の間に自然と空気が抜けるのを待ちたいと思います。
ブレーキの引きずりを確認すると、オーバーホール前とは違いものすごく良く回るようになりました。ブレーキついてないと思うぐらい良く回ります。回しながらブレーキレバーを握ってみると、しっかりとキャリパーが作動してピタリと止まりました。