除雪機衝撃吸収装置の整備「前編」ヤマハ除雪機YT660B
除雪のオフシーズンなので、気になってた部品の整備点検しました。 2025年5月17日撮影
さて冬も終わりシーズンオフと言うことで除雪機のメンテナンスをしました。今回は衝撃吸収装置というブランケットアセンブリを分解整備をします。
まずはオプションブレードの取り外しは左右上下のボルトを外すだけですね。これは過去の動画にもあります。そちらをご覧くださいヤマハ除雪機 yt660 メンテナンス♯2 (オーガの取り外し、ベアリング交換編)

ブレードを外すとオーガを固定するボルトと吊り上げ固定しているボルトをはずせば、オーガを手前に引っ張って外すことができます。

けっこうな重量なので勢い余って後ろに転んだり、足に落とすと痛い目にあいます。
ここにオイルが入っていますのでこの段階で穴から抜いておくのが良さそうです。

シャフトからオーガを抜くときはシャーボルトを外せば抜くことができますが、内部がサビているときは叩いて抜き取ります。アルミ部品のため割れないようにウレタンハンマーを使いましたが、本当に固着しているとビクともしません。

また、この回り止めで衝撃吸収装置を固定しているのですが、少し変形しているようでなかなかはずれません。これだけの衝撃が加わってもシャーボルトが折れないので、仕組みは素晴らしいのですが整備がめんどくさいですね。

どうしても外れないので金槌で叩くとすんなりと取れました。CRCもつかいましたけども。

この衝撃吸収装置と呼んでいるブランケットアセンブリの内部のゴムダンパーは、ひび割れていたりシワシワになっていました。まだ使えるとは思いますが真冬のマシントラブルが起きるよりは未然防止で整備して起きたいですね。

このゴムパーツはこちら↓
新しいゴムダンパーを用意して保護のためシリコングリスを塗って装着です。

グリスをぬらないと入れずらいっていうのも理由の一つ。

二個あるブランケットアセンブリのうち1つは潰れた後がありました。除雪中に大きな石に当たりオーガが変形したことがあり、ウームケースにぶつかるようになったことがあります。その修理をバールを使って強引に行ったため、ブランケットがをつぶしてしまったようです。
これも割れてはいないのでまだ使えるのですが、交換したいと思います。

